2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

怒り

オバマ氏歓迎一色に違和感 ゴジラ描いた核の恐怖どこへ http://www.asahi.com/articles/ASJ5V3GMDJ5VUPQJ001.html 「反発や怒りが出てこなかったのが不思議でした。被爆者がアメリカに恨みを抱くのはごく自然なことで、今回も『ふざけるな』と思っている方が…

言葉の不備 ー だじゃれ

スマリヤンの「この本の名は?」にサンタクロースの実在を証明する話が出てきます。 「この文が真ならば,サンタクロースは実在する。」 この文が真ならば,確かにサンタクロースは実在する。(なぜなら,この文が真ならば,この文が真ならばサンタクロース…

「率」の扱い − 「子宮頸がんワクチンにまつわる計算間違い」の訂正

「子宮頸がんワクチンにまつわる計算間違い」について,ブクマで間違いの指摘がありました。お詫びして修正記事をあたらめて書き起こします。元の記事には注意書きを加えてそのまま錯覚の見本として残しておきます。 まず,コメントに罹患率と有病率の指摘が…

ホームドアの副作用

TX、ドアに傘とバッグ挟んだまま隣駅まで走行 http://friends.excite.co.jp/channel/article/22444/TXを運行する首都圏新都市鉄道(東京都台東区)によると、トラブルが起きたのは同日午前7時40分頃。埼玉県八潮市の八潮駅で、つくば発秋葉原行き上り…

子宮頸がんワクチンにまつわる計算間違い

【5/29追記】 はてブコメントで間違いの指摘がありましたので,訂正の記事を書きました。そちらもご覧いください。本記事は自らの計算間違いの見本としてそのまま残しておきます。当ブログのテーマの一つは「錯覚」ということもあります。「率」の扱い − 「…

アファーマティブアクション

世界一単純なアファーマティブアクションの解説 http://macska.org/article/117いきなり一言で言ってしまうと、要するにアファーマティブアクションというのは、陸上競技で内側のトラックを走る選手よりも外側のトラックを走る選手がより先の位置からスター…

差別と個人の評価

「知能や気質は、人種的ごとに遺伝的な差異がある」 言ってはいけない残酷すぎる真実 [橘玲の日々刻々] http://diamond.jp/articles/-/91577 本も読みましたが,「知能や気質は、人種的ごとに遺伝的な差異がある」というのはほぼ検証された事実らしいです…

沖縄の地域係数 ー よく分からないものへの対処

■沖縄の地域係数は政治的判断 信頼性に乏しいとはいえ,地域係数には一応の根拠があった。ただし,沖縄は別のようだ。そもそも河角マップに沖縄は載っていない。沖縄の地域係数はほとんど政治判断で決められたらしい。その事情について下記のリンク先に要領…

地域係数の誤解

建築基準法の地域係数に素朴な疑問を感じる人は多い。典型的なのは,地域によって耐震性の低い危険な建物を認めているのは公正ではないというものだ。確かに,同じ大きさの地震が来ても,被害を受ける地域と無被害の地域があるのは不公正に思えなくもない。…

木造住宅と地域係数

どうなる新耐震基準、地域係数の見直し必要〜熊本地震、損壊住宅1万棟(後) http://www.data-max.co.jp/280429_ymh_03/ 地域係数の見直しは避けられないことですが、恐らく、日本中、大混乱になると思います。しかし、今回の熊本地震の被害を考えれば、何…

コミュ障の虚無僧

「コミュ障」と言おうとしたら,滑舌が悪く「コムソウ」になりました。 「コミュ障」と「虚無僧」はなんとなくイメージが似てるような。

ほぼ引用だけの記事

「科学に誠実な人の話はなぜ届きにくいのか」という話、あるいはなるべく分かりやすく「科学」について書く (不倒城) http://mubou.seesaa.net/article/437716725.html 特に疑似科学界隈でよく問題になるのですが、「科学に誠実な人のいうことはわかりにく…

カモフラージュ

なぜ「若い父」は赤ちゃんを抱っこするのか 田中俊英 | 一般社団法人officeドーナツトーク代表 http://bylines.news.yahoo.co.jp/tanakatoshihide/20160512-00057603/ これは言い換えると、既存の「家族」イメージの再生産ということでもある。 皮肉なことに…

言語の不備 ー 枠組み(体系)

ふたたびスマリヤン『この本の名は?』について。あるいはブログ記事の情報量は書籍のそれには足元にも及ばぬということ http://watto.hatenablog.com/entry/2016/03/29/003000説明が2ページにわたって述べられていますが、それを私なりに一行で要約するなら…

水素水が売れる理由

水素水が話題なので,自分なりに状況を要約してみました。 水素水については,研究中という段階のようです。一部の研究では人体への好影響が認められたと報告しているようです。このため、将来的に医療に利用出来るのではないかと期待され,研究が行われてい…

言葉の不備

ウィキペディアの「多重質問の誤謬」を見ると,次の様に説明してあります。 たとえば「あなたはまだ妻を虐待しているのか?」といった質問がある。この質問に対しては「はい」と答えようが「いいえ」と答えようが、「あなた」には妻がいて過去に虐待したこと…

危険の印象

山で死ぬ人と死なない人を分かつのは何かについて考えてみた : 超音速備忘録 http://wivern.exblog.jp/25777842/ハイマツの小さな茂みのすぐ横に軽トラックほどの岩が露出しており、「ああ、アレにぶつかるのはやめてほしいな」と思って見ていたのですが、 …

「過剰適合」の例え

「シグナル&ノイズ」では,次のような例えで過剰適合を説明しています。 例えば,あなたがコソ泥で私がボスだとしよう。私はあなたに,中学校で使われるようなダイヤル錠の開け方(ピッキングの方法)を見つけるように命令する。私はいつでもどこでも高い確…

闘いの流儀

大東亜戦争中、アメリカでは日本語・日本文化の研究を日本占領の目的で行った。それが日本論の古典『菊と刀』を産む。二葉亭四迷はロシヤの脅威から日本を守るためにロシヤ語を学び、それがロシヤ文学紹介につながった。— 呉智英bot (@gotieibot) 2016年5月6…

予測と予想 「シグナル&ノイズ」

「シグナル&ノイズ」では,「予想」と「予測」の違いを次の様に説明しています。 ・予測(prediction)とは,いつ,どこで地震が発生するか限定したものをいう。(例)6月28日,日本の京都で大地震が起こるだろう。・予想(forcast)は,長期間にわたる確率論…

過剰適合 「シグナル&ノイズ」

いつ頃だったか,「シグナル&ノイズ」という本を読みました。データの中の予測に使えるシグナルと予測を狂わすノイズがテーマの本です。シグナル&ノイズ 天才データアナリストの「予測学」 ネイト シルバー (著), 川添 節子 (翻訳), 西内 啓 (監修) https:/…

パイロットと運転手

飛行機のパイロットとバスやトラックの運転手に対する社会的評価には随分差があるように思います。それはお前の偏見に過ぎないと言われそうですが,給料という客観的指標からみると否定は難しいでしょう。 この差を生む原因は,自家用飛行機がまだ普及してい…