2019-01-01から1年間の記事一覧

「負の性欲」論とは「負の「水伝」」

世情に疎いもので「負の性欲」って、キモい男に性欲を感じることかと思っていました。本当は、キモい男を排除することでした。批判はいろいろ目にしていましたが、最近、やっと発祥のブログを読んで知りました。その感想文です。 senyousociety.blog79.fc2.c…

映像表現の自由 小宮 友根氏の論説について

gendai.ismedia.jp リンクは、赤十字献血ポスター「炎上」に関する考察の一つです。その批判を書き出したら、結構長文になったので、結論を先に書きます。この考察は、現実とフィクションを混同していると思います。しかも、意識的にやっている疑惑がありま…

厚労省のHPVワクチン対応とトロッコ問題

次のリンクは、7月ごろのHPVワクチン接種についての、岩永直子さんと元厚生労働省健康課長の正林督章さんの対談です。 HPVワクチン 厚労省はいつ積極的勧奨を再開するのですか? あらためて読んでみて、正林督章さんの見解は「トロッコ問題」に悩んでいるよ…

MDMAは禁止されるのに、酒タバコが禁止されない理由

最近、話題と言うほどでもありませんがMDMAは麻薬です。なので当然、禁止されています。その最も大きな理由は、反社の資金源になるからなんでしょう。だから、売人だけでなくどちらかと言えば被害者である使用者も罰せられます。 でもですね、覚せい剤のよう…

なかなか改正されない建設省告示第1102号(S56)

5年以上前に次の記事を書いた。 意味不明のコンクリート強度の告示 昭和56年建設省告示第1102号について文句を付けた記事だが、その後2016年3月17日に改正された。改正はされたが、コンクリートの圧縮強度試験の供試体の種類に標準養生供試体が追加され…

HPVワクチン接種の積極的勧奨

■ 積極的勧奨って何? HPVワクチンの積極的勧奨は、2013年6月14日に一時差し控えの状態になりました。もう6年が経過してしまいました。ところで、「積極的勧奨」ってどういう意味なんでしょうか。私には、どうもよくわかりませんが、厚生労働省は次のように…

水質基準の根拠

お台場海浜公園会場の水質悪化で、パラトライアスロンW杯のスイムが中止になりました。ネットでは、ウンコ水という風評一色で、東京都には打撃です。2014年から人工砂浜を作り、海水浴を期間限定で始め、将来的に期間拡大しようとしていますからね。 一般向…

縦に引っ張ると、横にも伸びる

乳カーテンについてポイントを整理してみたけど、どうよ? しかし生地にテンションがかかると直交方向にたるみができる理由がわからない。これ飛行中のB-52の翼上面もそうなるよね? pic.twitter.com/lohHzbC7n2 — 尻P(野尻抱介) (@nojiri_h) August 7, 2019…

うなぎ屋のコウモリ ー NHK -

立花氏の言動はアレだけど、「NHK放送のスクランブル化」はごく普通の主張ですね。 多くの国会議員が「法令で受信料支払い義務がある」と勘違いした発言をしています。放送法では、支払いではなくて、契約を義務付けています。同じじゃないかと言う人もいま…

調合管理強度と構造体コンクリート強度 - 責任の所在

前記事に引き続き、コンクリートの話である。調合強度とは別に、調合管理強度と構造体コンクリート強度という強度があり、これについては確認の試験を行う。2種類ある理由は、責任の所在を明確にするためである。 建物の注文主にとっては、完成した建物のコ…

調合強度の確認 - 盲腸規定

公共建築工事標準仕様書のコンクリート工事には、次の規定がある。 6.3.2(ウ)(d) 調合強度の確認は、材齢28日の圧縮強度による。 この「確認」を具体的にどのように行うのかは不明である。通常、確認と言えば、試験を行う。ところが、コンクリートの強度を…

被相続人 - 反対の反対

前の記事で触れた改正建設業法をみていたら、違和感漂う奇妙な言葉に出くわしました。 「被相続人」 意味は、「遺産を残して亡くなった人」だそうで、何故そういう意味になるのかは、例えば次のリンク先に書いてあります。 「被相続人」とは亡くなった人のこ…

悪文 - 令和元年6月12日公布 改正建設業法

法令関連の文章が分かりにくいのは万人の知るところです。別に嫌がらせで分かりにくくしているのではなくて、分かり安さを犠牲にしても、あいまいさを避けるのが重要だからです。なので、瞬時には理解できなくても、時間をかけて読み解けば、意味は分かるよ…

エスカレーターで歩かないのは緩い原則

エスカレーターの片側空けは、急いでいる人への配慮が発祥で次第にマナーとなりました。一部の人はルールと勘違いしているようですが、配慮ですよ。 配慮とは、したほうが望ましい気づかいですが、しなかったからと言って、重大な支障が生じるわけでは有りま…

エスカレーターを歩く心理

「エスカレーターは歩かないで手すりを掴んで乗りましょう」。これは随分前から言われています。6年前に私も関連の記事「エスカレーターは階段ではない」を書きました。それから状況はあまりかわりませんね。 変わらないのは何故でしょうか。一つは、安全の…

イベントコンパニオンのヒールを履く服務規定は女性差別?

この間,「イベントコンパニオンのヒールを履く服務規定は女性差別?」というツイッターのアンケートをみました。ほぼ三分の一が女性差別という結果でした。意外に多いと驚きました。女性差別に何故なるんでしょうかね?。性差別というのは,根拠がないのに…

将来世代へのツケ

財務省は財政赤字を「将来世代へのツケ」と言っています。 わが国財政の現状等について財政にもまた「共有地の悲劇」が当てはまる。現在の世代が「共有地」のように財政資源に安易に依存し、それを自分たちのために費消してしまえば、将来の世代はそのツケを…

日銀券の流通と財政赤字

にわか勉強で、通貨の内、金融機関の預金は金融機関の融資により創造され流通していると分かりました。では、現金(とりあえず紙幣)はどのようにして市中に流通していくのでしょうか。またその発行量を日銀はどのように調整するのでしょうか?日銀の説明は…

石綿除去工事における洗眼及びうがいのできる設備の設置場所

今回の記事は、重箱の隅を楊枝でほじくって、揚げ足を取るような話である。石綿除去工事に関わる人以外にはわかりにくいし、面白くもないと思う。それでも、錯覚の問題としてみると、興味深いかもしれない。 石綿障害予防規則(以下、「石綿則」という。)3…

よくわからない準備預金制度

前記事で、準備預金制度への疑問があると述べました。少し調べたら、ますます分からなくなりました。 準備預金制度の目的の説明にはいくつかありますが、大きく分けると、①預金者保護と②通貨調節手段のようです。預金者保護というのは、預金引出しに備えると…

信用創造の錯覚

財政赤字についてあれこれにわか勉強していたら、銀行について素朴な誤解をしていることに気づかされました。 「銀行は、家計や企業から預金を集め、集めた預金を家計や企業に貸し出す。」 昔々、学校で習ったことですが、これまで疑うことなく過ごしてきま…

財政赤字は、家計の赤字ではなくお母さんの財布の赤字

「国債を家計の借金に例えられるか?」で述べた大家族の家計はお母さんが付けています。それとは別にお母さん個人の財布もあります。お母さんは無収入なので、その財布への収入は、働いているほかの家族から徴収していますが、徴収して自分の為だけに使うの…

企画総務部が赤字の会社はつぶれるか

前記事に引き続き、国の赤字や借金について考えてみます。今回も例え話なので大雑把な話だと思ってください。厳密に語る知識も能力もないので、ご容赦願います。 ■ 企画総務部も独立採算制の企業 政府は各部門が独立採算制の企業の企画部というか総務部的な…

国債を家計の借金に例えられるか?

国債を家計の借金に例えるのは間違いだと思いますが、腑に落ちる説明がいまいち見つけられません。例えば、「国は通貨をいくらでも発行できるから借金を返せないことはない」という説明がありますが、これだけで納得する人は少ないでしょう。野放図に発行す…

直観が外れた(バネの落下)

Togetter バネの落下 このまとめの最初に出てくる動画を見て、直観的にフェイク動画だと思いました。時間をかけて考えだしてからもしばらくはそうだと思っていました。しかし、まとめをざっと読むと、どうも本当のようです。読むと言っても、数学的なことは…

P値

「統計的有意」には弊害があるとして800人以上の科学者が反対を表明(Gigazine) 有意差検定では実験の計測結果から「P値」と呼ばれる確率変数を計算します。例えば、実験結果が起こりえる確率が95%以上である場合は、P値は0.05以下になります。慣例的に科学…