2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

よくわからない準備預金制度

前記事で、準備預金制度への疑問があると述べました。少し調べたら、ますます分からなくなりました。 準備預金制度の目的の説明にはいくつかありますが、大きく分けると、①預金者保護と②通貨調節手段のようです。預金者保護というのは、預金引出しに備えると…

信用創造の錯覚

財政赤字についてあれこれにわか勉強していたら、銀行について素朴な誤解をしていることに気づかされました。 「銀行は、家計や企業から預金を集め、集めた預金を家計や企業に貸し出す。」 昔々、学校で習ったことですが、これまで疑うことなく過ごしてきま…

財政赤字は、家計の赤字ではなくお母さんの財布の赤字

「国債を家計の借金に例えられるか?」で述べた大家族の家計はお母さんが付けています。それとは別にお母さん個人の財布もあります。お母さんは無収入なので、その財布への収入は、働いているほかの家族から徴収していますが、徴収して自分の為だけに使うの…

企画総務部が赤字の会社はつぶれるか

前記事に引き続き、国の赤字や借金について考えてみます。今回も例え話なので大雑把な話だと思ってください。厳密に語る知識も能力もないので、ご容赦願います。 ■ 企画総務部も独立採算制の企業 政府は各部門が独立採算制の企業の企画部というか総務部的な…

国債を家計の借金に例えられるか?

国債を家計の借金に例えるのは間違いだと思いますが、腑に落ちる説明がいまいち見つけられません。例えば、「国は通貨をいくらでも発行できるから借金を返せないことはない」という説明がありますが、これだけで納得する人は少ないでしょう。野放図に発行す…

直観が外れた(バネの落下)

Togetter バネの落下 このまとめの最初に出てくる動画を見て、直観的にフェイク動画だと思いました。時間をかけて考えだしてからもしばらくはそうだと思っていました。しかし、まとめをざっと読むと、どうも本当のようです。読むと言っても、数学的なことは…