石花

 佐賀では牡蠣のことを「セッカ」と言います。長い間、方言だと思っていましたが、つい最近調べてみたら意外にも方言ではありませんでした。「石花」と書き、冬の季語にもなっています。
http://www.weblio.jp/content/%E7%9F%B3%E8%8A%B1

 ただ、方言には、もともと全国的に使われていた古語が、地方にだけ残ったという経緯のものがあります。関東近辺では聞いた事が無いので、ほとんど方言というか、方言になりかけといえそうです。

 ところで、牡蠣にはグリコーゲンが含まれていて、それをキャラメルにいれたのが、グリコです。佐賀出身のグリコの創業者である江崎利一のアイデアです。

☆ 牡蠣エキスのキャラメル ☆
http://www.echirashi.com/column/html_columns/momo147.htm
利一は19年の3月、有明海の漁師達が牡蠣の加工をしている光景を目にした。大鍋から牡蠣の煮汁が溢れているのを見て、以前に読んだ薬事新聞の記事を思い出した。
内務省栄養研究所長・佐伯矩博士の発表記事に「エネルギー代謝に必要なグリコーゲンは、日本の貝類、とくに牡蠣に多く含まれている・・・」とあった。利一は牡蠣の煮汁を買い受けて九州大学に分析を依頼した。その結果、牡蠣の煮汁には40%以上のグリコーゲンが含まれており、カルシウムや鉄分が含まれていることも判った。

 旧佐賀駅前のロータリーには、「一粒300メートル」のキャッチフレーズとあの両手を挙げているランナーの看板が掲げられていました。今は看板もロータリーもありません。