超常現象

(前の記事から,なんとなく続く)

 最近,超常現象に出くわすことが増えました。数日前の朝食中の経験は尋常ならざるもので,強く印象に残っています。スライスチーズのパッケージを破り1枚取り出し,ハムとレタスと共に食パンに挟み,美味しく頂きました。2枚目を取り出そうとしたらパッケージが元通りに封がされています。なんと,自然に融着してしまったのです。怪訝な気分で再び破って,2枚目を食べました。特に味は変わりません。

 どう考えても,この現象は説明出来ません。自分の記憶がしっかりしているのならばですが。そういえば,最近,記憶が飛ぶことが多くなったような気がします。人がしゃべっているのを聞いていても,全く何を言っていたのが頭に残っていないことがあります。いや,よく考えたら昔からそうだったかも知れません。「絶対に言ったはずだ」,「いやそんなこと聞いていない」という言った言わない論争はよくありましたから。若い頃は,相手が忘れているに違い無いと自信満々でしたが,どうもお互い様だった可能性が高そうです。

 年をとるにつれて,不思議な経験が多くなるようです。年齢と共に進行するこの現象を世間では何といってましたっけ?ちょっと思い出せません。