やらないほうがマシな場合

「じゃあ、代案は?」問題
http://anond.hatelabo.jp/20150818125519

 会議で批判をすると「じゃあ代案は?」と返ってくるけど,みんなで代案を考えるのが会議ではないか,間違ってますか、という意見。下はそれへのコメント。

うん間違い。 ネット見てりゃわかるけど批判なんて誰でもできる。 批判するならせめて「やらないほうがマシ」を理屈立てて説明できる必要がある。

 私も,概ねそのように思います。「やらない方がマシ」は立派な代案ですが、そういう批判は少ないですね。やらない方がマシな場合は少なく,問題があってもやらないよりはマシだからやっているのが普通です。全く批判の余地のない完璧な方法なんてのはまず有り得ませんから,批判はいくらでも出来ます。

 批判されるようなことは大抵,誰でも分かっています。それでもやらないよりはマシだからやっているわけで,改善してよりマシになる提案がなければ,批判しても時間の無駄です。そんな会議も時々あってサッサと終わらしたいという気分になります。政権を取る気のない野党との議論みたいなものです。

 ただ,「やらない方がマシ」は意外な盲点の場合があるので,そう言う批判を無視しない注意は必要ですね。東芝不適切会計のような結果になっちゃいます。