「懲らしめる」とは，「制裁を加えたりして二度としないようにさせる。」というような意味です。懲罰を与えるので，上から目線の言葉です。「親が子を懲らしめる。」，「兄貴が弟分を懲らしめる」と上下関係のある場合に用います。お仕置きをする。ヤキを入れる。などと同じようなニュアンスがあります。そのニュアンスが良く現れているのが，次のものみの塔の説明です。神様が人間を懲らしめるという究極の上下関係の例です。
懲らしめの目的を理解する
http://wol.jw.org/ja/wol/d/r7/lp-j/2003725#h=2エホバの崇高な原則に抵触する人間の考えに基づく懲らしめは，虐待的で有害なものになりがちです。そのため，多くの人は懲らしめに対してマイナスのイメージを持っているのです。
神様ならぬ人間が懲らしめるなどというのは傲慢な印象を与えるので言わない方がよいようです。ものみの塔の冊子配布は迷惑ですが，もっともなことも書いてあります。
「報道機関を懲らしめる」なんて言う議員は，自分を神様とでも思っているんでしょうか。
