ビットコインの社説

「国の信用という裏付けを持たない「仮想通貨」の危うさをさらけ出したといえよう。」

 Mt.Gox倒産についての大手メディアの社説の記述ですが、どうもビットコインへの大きな誤解があるらしいです。かくいう私も、そんなものが存在するとは数日前まで全く知りませんでした。円天の破綻のような事件かと思ったら、ビットコインは何事もなかったように取引されているらしく、わけがわかりませんでした。

 そこで、少し調べてみました。(1),(2)ではどうもピンときませんでしたが、(3)から(4)ぐらいで何となく分かってきました。ビットコインとは驚くべき革命的な発想みたいです。

(1)ビットコイン取引所のMt. Gox(マウント・ゴックス)が倒産 社長サンは「悲劇の当事者」
http://markethack.net/archives/51912797.html

(2)ビットコインの採掘とは実際には何をしているのか?
http://blogos.com/article/75716/

(3)BitCoinの仕組みを紙とスタンプのごっこ遊びに例えてみる
http://kanasys.com/tech/91

(4)ビットコインは社会革命である――どう評価するにせよ、まず正確に理解しよう|通貨革命か、それとも虚構か?「ビットコイン」を正しく理解する 野口悠紀雄
http://diamond.jp/articles/-/49033

「仮想通貨」の欠陥が表面化したというようなものではなく、Mt. Goxという一取引所のセキュリティの問題だったようです。強盗に金を盗まれて銀行が倒産したとしても、日本の通貨の危うさをさらけ出したなんてことはなく、単にその銀行の警備の問題です。それと同じようなことらしいです。

 私は人に説明できるほど理解していませんが、同じレベルの人間が社説を書いていたようで、他山の石とします。これ以上書いたら確実にボロが出そうです。