先日、ツイッターで下記のようなツイートをいただきました。
物理は小三から。英語はネイティブの先生が教える。(大体、日本人先生の英語授業が面白いわけない)。英語科目のみの成績による飛び級を奨励。
英語に関しては絶対にクラス分けはしたほうが良いと思います。現在の中学英語はできる人には簡単すぎるのに、高校で急に難しくなるので、中学時代から分かる人は先に勉強するべき
しんちきりんはお二人の英語教育に関する考え方に、大賛成です。
別の言葉でいえば、「日本人のあたしに英語とか教えるの、ほんとーに時間の無駄!」ってことでもあります。
英語教育のうち、私に必要だったのは小1レベルのアルファベットだけであって、中学・高校で、文法などを学ぶ必要は全くなかったと思います。
★★★
今、教えられている内容を前提とすれば、英語に関しては、全体の 3割程度の生徒が学べばよい(しんちきりんを含め、下から 7割の人は学ぶ必要がない)と思ってます。
その 3割の人は、今よりもっと高度な内容について学べばよいし、その中でもレベル別クラスにして、得意な人は中学・高校から大学レベルの内容を学べばいい。(しんちきりん含め)アホな生徒に足を引っ張られることなく、どんどん先を進んでいってほしいです。
「国際化のために英語教育が大事」とかいうけど、あたしにいくら語学教育を与えても、国際社会での地位は一歩たりとも向上しません。
残りの 7割の人には、今教えられてる内容に替えて「生活するために必要な英語知識」を教えてほしいです。
たとえば、英語の時間には、
・外人に話しかけられた時逃げる方法
・翻訳ソフト情報
みたいなことを(定冠詞と不定冠詞の説明をする代わりに)教えてほしい。
★★★
上記の通り、私は「英語的な考え方を理解することや、英語教育が不要だ」と考えてるわけではありません。
換言すれば、「全員に与えるべきは、文学者や研究者になるための専門教育ではなく、生活者として自己決定ができ、健全に安全に生きていけるようになるためのリテラシー」だってことです。
ところが今の英語で教えられている内容は、ほとんどの日本人には生涯を通じて無関係です。
そんな内容を義務教育として教えられ、7割近い生徒を「落ちこぼれ」や「勉強嫌い」にしてしまうことにポジティブな意味があるとは思えません。
★★★
英語の意味なんて、ググればすぐに見つかるんです。“全員が”なぜそういう意味になるのか、までを理解する必要があるとは思えません。
翻訳ソフトの使い方や,日本で使われるカタカナ外来語の意味を教えてもらえれば十分です。
もちろん英語が好きな 3割の人には、早くから思う存分教えてあげてください。どんどん飛び級させればいいし、もっともっと高度なことを小学校でも中学校でも教えればいいと思います。
だからといって興味も能力もない人に、英語を 教え続ける必要はありません。
“全員”にそんなこと教えるより、3割の人にもっと高度なことを教えた方が、あきらかに国際社会の国づくりには役立つはず。
「全員で同じことをやるのが平等だ」という歪んだ平等思想こそが、多くの人たちを不幸にしていると思うのです。
そんじゃーね
★いうまでもないけど,このエントリーはフィクションです。