すぐに検査を!!

 古い文章その2です。

 2006年夏頃に,佐渡の小学校でアスベスト除去工事の事故報道がありました。除去現場の隔離養生が悪くて,アスベスト粉じんが漏れ出て,小学生が吸い込んだ可能性があるとのこと。そして,被害者は病院でレントゲン撮影などの診察を受け,今のところ異常はないと。

 「今のところ異常はない」,あったり前だ。
 「レントゲン撮影」,馬鹿か。

 アスベストによる健康被害は,肺がん,中皮腫じん肺です。じん肺は長期間大量吸引し蓄積した結果の職業病です。中皮腫は少量暴露でもなる可能性はありますが,発症まで30〜40年必要です。

 全くの有害無益なレントゲン撮影。喫煙所の近くを通った子供にレントゲン撮影するようなものだと思いました。

 カネミ油症患者には肝炎感染者が多いのですが,PCBが原因ではなく,医師が行った血液採取などの調査が原因ではないかと疑われているそうです。そんなことを思い浮かべました。