話題のつくり方

 ちょっと思っただけですが、人工知能学会の表紙絵への批判は、「化学物質過敏症患者を精神病扱いするのは差別だ」に似ているような気がしました。
家事はつまらない仕事というイメージがあるのかもしれません。専業主婦や主夫は立つ瀬がありません。

 女性差別も他の差別も今なお非常に大きいですが、ややこしいのは、差別被害者が差別を助長する言動をすることがあって、それに反論しにくい雰囲気があるところです。

 この雰囲気は言論や表現の自主規制、タブーに繋がり、差別を温存するから困ります。

 などと、いうほどの話しでもないですね。賛辞や批判への批判の方が多いですし、この絵に不快感を感じた人も、それを表明しただけで、規制できないことはわかっているとは思います。学会誌だから話題になっただけのことで。

 差別云々というより、学会誌への固定観念というだけという感じもあります。世の中には、こんなもんじゃない絵や実害のある性差別が沢山ありますが、特に話題にもなりません。