2014-08-01から1ヶ月間の記事一覧

研究不正の状況証拠

STAP現象の検証実験 大隅典子の仙台通信 http://nosumi.exblog.jp/21058482/ 文部科学省の研究不正に関するガイドライン(平成18年8月8日付) ア)本調査は、指摘された当該研究に係る論文や実験・観察ノート、生データ等の各種資料の精査や、関係者のヒアリ…

道徳教育とフィクション

「江戸しぐさ」や「水からの伝言」は創作としてなら道徳教育の中で使えるか http://dlit.hatenablog.com/entry/2014/08/27/093052確か水からの伝言の問題でも「いい話なんだからフィクションとしてなら道徳教育で用いて良いのでは」という話はあった気がする…

自白偏重主義

理研のSTAP細胞再現実験の中間報告がありましたが,難航しているようです。となると渦中の人物は精神的に相当苦しいのではないかと気になっってきます。当然,理研は笹井さんのような事が無いよう最大限の注意を払っているはずですが,こういう展開は予…

記憶の錯覚

前の記事にパメラ・アンダーソンのことを書きましたが,なにか引っかかるところがあり,彼女の経歴を調べてみました。よく知っている有名人だと思い込んでいましたが,その経歴を見て愕然としました。なんと私が全く知らない人物だったのです。それだけでは…

アイスバケツチャレンジ拒否

アイスバケツチャレンジに違和感を持ったり,批判する意見も有るようですが,私は広報活動として有意義だと思います。実際に寄付が急激に増え,ALSなどへの理解も進んだのではないでしょうか。ナイスアイデアで結構なことだと思います。 ただし,もし私が指…

完璧を求める錯覚

通常,建築物の耐震診断は地上階のみ行い,基礎部分は行わない。専門家ならその理由を知っているはずだが,一般の人は疑問に感じるかもしれない。なんと言っても基礎が大事ではないか。基礎が壊れれば,それが支える上部構造も壊れてしまうのだから,不思議…

後知恵の社会コスト

ダニエル・カーネマンの「ファスト&スロー」に医師もお役所仕事になりがちであるという記述があります。 標準的な業務手続きに従っていさえすれば後からとやかく言われる心配はない,というわけで,自分の決定が後知恵で詮索されやすいと承知している意志決…

衣食足りて礼節を知る

子供が殺人事件を起こすと、繰り返し見かけるのが「なぜ人を殺してはいけないのか?」という問いかけです。現実には、大人は死刑や戦争で人殺しをしていますから,「問答無用,殺してはいけないのだ」ではダブスタで説得力に欠けます。個人的に腑に落ちる説…