革新的な(?)ダブルクリップ

【3/29 追記】「エアかるを軽くしているのはレバーを長くした効果だけ」というのは、言い過ぎでした。追加の記事を書きました。

ダブルクリップが唯一の弱点を克服! 発明から100年で初の革新とは?(GetNavi web

変化したのは、レバーがちょっと長くなったのと、板バネの側面にぽっつりと突起が出ているところぐらい。そしてこのほんのちょっとした変化が、かかる力50%減を実現しているのだ。

 軽い力でダブルクリップを開く革新的な改善がありました。指の力の弱い私にとっては朗報です。しかも、ちょっとした工夫というところが素晴らしいと、思ってよく見てみると、なんだか怪しいです。

 力のつり合いから、板バネを開く曲げモーメントを計算してみました。下図の左側が革新的な「エアかる」、右側が従来品です。レバーの長さが同じならば、曲げモーメントは同じです。結局、軽くしているのは、レバーを長くした効果だけです。ただ、板バネの突起から先の変形は大きくなりますが。