薬害研究班班長の役目

子宮頸がんワクチン研究者「実験捏造」と書かれ、ウェッジを提訴
https://www.bengo4.com/saiban/n_5007/
これに対し、池田教授側は、3月の発表は研究班の代表として、ほかの所属メンバーの研究成果を公表しただけだと主張。プロジェクトの研究者はそれぞれ独立しており、自身は問題となった研究への関与や指示をしたことはなかったとしている。

 これだけ読むと、「研究の内容には責任を持たない」と、研究班班長として無責任な発言に感じます。「仮にねつ造があったとしても、所属メンバーのやったことで、自身は関与していない。」と言えるのでしょうか。

 3月の発表資料を見ての印象では、研究成果は可能性を探る予備研究のようなもので、報道が誤解を与えるものであったように感じました。発表の場での説明次第だと思いますが、「ねつ造」とまで言えるのか疑問ではあります。

 したがって、「研究は薬害を立証したものではなく、ねつ造ではない」という方向での提訴もあったと思うのですが、「研究への関与や指示をしたことはなかった」では、ご自身の存在意義が問われそうです。厚労省の研究班班長とは所属メンバーのメッセンジャーボーイにすぎないのでしょうかね。